【らぶlab.】恋愛の心のスキマ
〜「好き」なのか「必要とされたい」だけなのか〜
不思議な心理法則 「ベンジャミン・フランクリン効果」

■ ベンジャミン・フランクリン効果とは?
アメリカ建国の父・ベンジャミン・フランクリンが実践した、こんな心理テクニックがあります。
「人は、誰かに親切にしてもらうよりも、自分が親切にした相手を好きになる」
つまり、“助けた”方が“好きになる”という逆説的な心理です。
■ 恋愛における「される側」にハマる心理
自分に自信が持てないとき、私たちは「相手に好かれること」よりも「必要とされること」を求めてしまいがち
- 「彼からLINEの返信が来ないと不安になる」
- 「誘ってくれないと、自分がどうでもいい存在に感じる」
- 「“必要としてくれているかどうか”が恋愛の軸になっている」
これは、相手からのアクション(返信・お誘い)=自己価値の証明になってしまっている状態です。
■ なぜそうなるのか?
その理由のひとつが、
「自分で自分を信じきれていない」から、相手の行動で埋めようとする
という心のスキマ
相手に尽くしてもらいたい
→ 相手に選ばれたい
→ 相手の言動ひとつで心が揺れる
→ そして、相手が「何もしてこない」と、それが自分の価値のなさに感じてしまう
これは、恋愛という名の自己肯定感ゲームに巻き込まれている状態です。
■ 本当の愛とは「誰にでも与えられるもの」じゃない
ベンジャミン・フランクリン効果が教えてくれるのは、
「人は“与える”ことで愛着が湧く」という視点です。
つまり、
あなたが与えてもらうばかりではなく、
“自分が誰かのためにしてあげたこと”が、愛の実感につながることもあるのです。
でもここで注意したいのは、
「与えることでしか価値を感じられない恋愛」は、
長く続くほどに自分をすり減らしてしまうということ
■ らぶlab.の結論
「愛されたい」だけでなく、「自分が自分を愛せているか」に意識を向けてみる
相手のLINEやデートのお誘いに一喜一憂するのは、心の実験サイン
愛は、「与えた」「与えられた」のバランスではなく、
“一緒にいることが自然で心地よい”という感覚に近づいていくもの
自分の心がどこで不安定になるのか、そっと観察してみてください